入庫したときに外装の損傷確認をします。内部(骨格)の損傷を調べる為部品をはずす事もあります。
何処から何処までがダメージを受けているのか?何処まで修理するか?など、予算や納期についても打ち合わせをします。
ダメージを判断をして見積もりを作成します。
脱着工賃、交換工賃、鈑金工賃、塗装工賃、部品代の合計をだします。
車体を固定し、車の骨格(フレーム)の部分から修理します。
衝突で縮んでしまった部分を元通りに引っ張り出していきます。
(寸法通りミリ単位で合わせていきます)
外部パネルの裏側からハンマーで叩いてヘコんだ部分を修正します。
さらに様々な工法・技術も駆使して復元します。
復元部分の外装部品を合わせながら、デコボコした部分を機材で削り微調整します。
パテをつけた部分に、ペーパー・紙ヤスリ等で削っていきます。
#80~#120で荒磨き後、周辺の旧油膜も同時に研磨し、足付けします。パテ磨きは最も難しい工程です。
塗装の前準備として、鈑金した部分にサフェーサー(下地剤)やプライマー(密着剤)を塗布します。
内部パネルの接合部分に、水やホコリが車内に入るのを防ぐシーリング(溶剤)を打ちます。
塗装メーカーの色データと職人の目で多数の塗料を配合し適切なボディーカラーを作ります。
塗布したサフェーサー(下地剤)部分を非常に目の細かいペーパーで丁寧に研いていきます。
塗装しない部分にマスキング紙で養生していく技術も必要です。
塗装の乾燥とポリッシング(磨き)をし、部品を元通りに組み付けていきます。
最後に洗車をしながら細かい部分まで仕上がりのチェックを行い完成です。